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第126回 カードで管理するタスク管理ツール「Trello」
Trello(トレロ)とは、「カンバン・ボード」という形式のタスク管理ツールです。各タスクを付箋のようなカードで管理し、大きな掲示板の中をドラッグ&ドロップでカードを移動させて進捗を管理できます。一見して何をするべきか分かるので、作業タスクが細かくあるときや、自分の頭の中を整理したいときなどにとても便利です。
今回は、実際にプロジェクトで使用した際に便利だった点を紹介いたします。
ボードの設定
ボード上に、カード(タスク)の置き場所であるリストを作成します。ボードへ並べるリストにルールは無く、自由に設定できます。
タスク管理では、「残タスク」「作業中」「完了」の様に手順に沿って並べるのがおすすめです。【画面1】
■チームで編集
ボードには自分以外の編集者を招待し、チームで使用していくことができます。プロジェクトを管理するディレクターが、カード(タスク)を追加し、ラベル機能を使って担当者を割り当てていきます。
担当者は自分のタスクを確認し、作業開始したら「作業中」リストへカード(タスク)を移動させます。【画面1】
カード(タスク)の移動があったときには、チーム全員に通知がいくので、メールやチャットでお知らせする手間も省けます。バラバラの場所にいてもチーム内の誰が何をしているのか把握できます。
画面1:ボード
拡張機能でもっと便利にしよう!
Chromeの拡張機能を追加して、さらに使いやすくカスタマイズすることも出来ます。
画面2:カードの番号とラベル
■カード番号を表示
今回、私が使用してみたのは「Card Numbers for Trello」です。
カード(タスク)には、作成順から自動的に連番がふられていますがカード詳細を開かないと確認できません。
この拡張機能を使用して見やすく表示させます。【画面2:①】
チーム内でタスクの内容を話すときなどこの番号を使い、認識を一致させることが出来ます。
■カードラベルのタイトルを表示
もう1つは「Card Color Titles for Trello」です。
カード(タスク)に付与できるラベル【画面2:②】のタイトルを、ボード上で表示させる拡張機能です。
ラベルのタイトルは自由に編集できるので、今回私は担当者の名前をラベルに設定しました。
これにより、ボードを開いた時すぐに自分のタスクが把握出来るようになりました。
- Card Numbers for Trello - Chrome ウェブストア
- https://chrome.google.com/webstore/detail/card-numbers-for-trello/ddadhlcejiholmdiihbdcfoapdfkhicn/
- Card Color Titles for Trello - Chrome ウェブストア
- https://chrome.google.com/webstore/detail/card-color-titles-for-tre/hpmobkglehhleflhaefmfajhbdnjmgim
Trelloはプロジェクトのタスク管理だけではなく、個人での作業や考えを整理することにも向いています。旅行の持ち物リストや読書管理などにも便利です。
直感的に使えるツールなので是非さわってみてください!
- Trello公式サイト
- https://trello.com/ja/home