- Coding Methodology
- 直感的な操作でサイトマップやフロー図を作成できる「FlowMapp」の活用
Movable Typeの記事を一括で移行する手順
Movable Type で構成されたサイトをリニューアルする際に、既存の記事を新しい環境に移行しなければならないことがあります。記事のボリュームが少ないときは、再登録できますが、数百ページの記事を再登録するのは非効率です。今回は記事のボリュームが多いとき、一括でMovable Type の記事を移行する方法と手順をご紹介します。

■ 簡単なページ構造も追記できる「Sitemap」機能
FlowMapp は、サイトに登録(メールアドレス・パスワード)後、ログインしてプロジェクト名を入力すれば、すぐに利用できます。プロジェクトは2つの機能、「sitemap(サイトマップ)」と「user flow(フロー図)」でタブが分かれています。(図1-①)
「sitemap」では、図1-②のようなツリー状のサイトマップを作成することができます。最初の選択画面でトップページのビジュアルを選んだら、その後はトップページにカーソルを合わせて「+」をクリックするだけで、ページの追加が簡単にできます。また、ビジュアル面でも、そのページがどのようなページなのか直感的にわかりやすくなっています。図1-③をクリックすると、図2 のようなページ詳細を入力できる画面が表示されます。

Description(図2-①)
このページ関する情報を入力します。案件に応じて、meta 情報・ワイヤー・指示書・その他資料の格納場所などをメモしておくと、すぐに確認ができるので便利です。デザイン画像を貼り付けることも可能です。
Page structure(図2-②)
ページ構造を縦積みに入力します。どんなコンテンツが入るページなのか一目でわかります。
Discussion(図2-③)
共有しているメンバーと進捗確認や、実装についてのディスカッションができます。コミュニケーションツールを別で使用していると、過去のコメントを探すのに時間がかかったりしますが、サイトマップとコミュニケーションツールをひとつにまとめることで、すばやくページ毎の状況を把握することができます。
どちらの方法でも「loop」というパラメータが用意されているので単純にループ再生をさせることは容易です。
しかし、この方法は現時点の仕様上、ループ毎に再読み込みが発生してしまいます(図1)。
再生時間の長い動画を使用するならばさほど大きな問題にならないかもしれませんが、代わりに再生の負荷が大きくなってしまいます。また、再生時間の長い動画を必ずしも用意できるとは限りません。逆に再生時間の短い動画を背景動画として使う場合、負荷は軽くなりますがループ毎に発生する再読み込みの表示が頻繁に見えてしまうので見栄えが悪くなってしまいます。

■ コネクタの自動調整が便利な「user flow」機能
もう一つの機能、フロー図が作成できるuser flow の特徴は、やはり操作性です。
● コネクタを結んだ先に、自動的に矢印マークがつく。(図3-①)
● フローが追加になったとき、コネクタ上に項目をドラッグすると割り込める。
(自動的にコネクタが2 つに分かれ調整される。)
● フローを移動させたいときに、コネクタも一緒についてくる
これらの意外と手間がかかる操作が自動になっているので、時間の短縮につながります。