- CODING FACTORY TOPICS
- Vol.94 2016年8月号
2016 年3 月9 日に公開されたNTT ドコモ様の公式サイト。
ワンソース化がテーマだった本案件で、要件定義から制作までを担当させていただきました。全体のプロジェクトマネジメントを担当された日本コンピュータ・アーツ株式会社様と案件を振り返りました。
■最初の出会いは、セミナーでしたね。

右奥から日本コンピュータ・アーツの長谷川様と渡邉様と案件を振り返りました。左は弊社の奥山と児嶋です。
そうですね。コーディングファクトリーのことを知ったキッカケは、2014 年に開催された「レスポンシブWeb デザインセミナー」に参加したことでした。
当時、私たちが担当しているNTTドコモ様のWebサイトのテーマの一つに「ワンソース化による運用負荷の軽減」というものがありました。このテーマがあったので、「レスポンシブ」というキーワードにアンテナを張っていました。そんな時に、たまたまセミナーのことを知り、情報収集のために二人で参加させていただきました。セミナーの内容ももちろん参考になったのですが、ガイドラインを整備して、日々運用をしているということを知り「しっかりしているな」と好感を持ったのを覚えています。
その後、「ワンソース化プロジェクト」が具体的に進むことになりました。まず、このプロジェクトを進めるにあたっての体制を検討するところからスタートしました。
サイト規模が大きく、関連サイトも多くあることから、ワンソース化することで他への影響が出る可能性を検討し、対応する必要がありました。また、UI/UX 等、ワンソース化にあたって検討することも数多くありました。そういった課題の洗い出しと解決策の提示や方針決め、つまり要件定義が非常に重要になると思っていました。そこで、思い出したのがコーディングファクトリーでした。数多くワンソース化案件を担当している専門家の知見が役に立つのではと。
もう一つ後押しになったのが、普段、NTT ドコモ様の大規模サイトを担当する中で、ガイドラインの重要度を常々感じています。ガイドラインに力を入れているコーディングファクトリーとは、制作思想が合うのではないかという期待もあり、仕事を一緒にすることに決めました。
■1 年間に亘るプロジェクトでした。
最初の3 ヵ月をかけて、要件定義を行ないましたね。関係者15 名程が集まって、缶詰になっての打ち合わせを何度も行ないました。課題を整理して対応策を話し合ったり、モックをつくってスマホでの見た目の確認と方針を決めたり。
この3 ヵ月で、本案件の精度を高め、関係者の認識を統一することができました。それと同時にワンソース化や今のWeb の潮流を見つめ直す時間としても有効な時間でした。
デザイン・テンプレ設計・モジュール作成等、実制作が始まってからは、スケジュール調整が大変でしたね。
■長期間に亘る大規模プロジェクトはスケジュール通りには進まないことがほとんどです。そこを何とか協力・工夫をしながら、進めることを心がけています。
スケジュール通り進まない時でも「ローンチ日を守る」「最後まで責任を持ってやりきる」という強い意志を感じました。大変なこともあったと思うのですが、そのスタンスに助けられたなと思います。

画面を見ながら、思い出話に花が咲く場面も。
あと、山場に参戦してくれたコーダーさんが、皆、優秀でした。正確で、スピーディで、柔軟で、飲みこみも早くて。いいコーダーが揃ってるな~と思いましたね。
今回の案件を通して感じるのは、期間の長い案件だったので、山あり谷あり色々な課題がありましたが、一緒に課題を超えて、一緒に成長ができた。そんな案件だったと思います。
今後の運用の中で、専門家としての意見を伺う場面も出てくると思いますが、よろしくお願いします。
■今回の案件で得た「経験」や「次の成長へのテーマ」は、我々の宝物です。一緒に仕事をさせていただき、本当にありがとうございました!
今後とも、よろしくお願いします!
取材ご協力企業様の紹介
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