- CODING FACTORY TOPICS
- Vol.89 2016年3月号
今回は大阪事務所開設のいきさつを、大阪事務所唯一のメンバー吉永が語ってくれました。

月に一度の全社定例会の日は東京オフィスに出社。社食は東京のメンバーとの貴重なコミュニケーションの場です。
モノサスに入る前、私は大阪のとあるデザイン事務所で働いていました。グラフィックデザインがメインの会社だったため、Webサイト制作の依頼が来た時はデザインのみ社内で行い、コーディングは外注をしていました。普段は規模の小さいサイトの案件が多かったため、コーディングを外注すると言っても、知り合いや近隣のコーディングできる方に依頼していた程度です。
そんな中、関西の私立大学サイト制作の相談が来ました。その大学は多くの学部を有するマンモス校で、Webサイトも数千ページを超えていました。自分達の事務所だけでは明らかに対応できる範囲を越えていたのですが、制作の提案をすることになりました。
もちろんコーディングは外注をするつもりでしたが、普段頼んでいる方にも明らかにキャパオーバーな規模…コーディングをどうしようかと思い、ネット検索していたところ「コーディングファクトリー」のワードが目にとまりました。どんな会社だろうと思いつつ、問い合わせをしてみることに。するとその日のうちに折り返しの電話が入り、来阪してもらった上で打ち合わせすることとなりました。
打ち合わせ当日は、コーディングファクトリーがどういったサービスか、どういった体制なのか、またどのように大規模案件を対応しているかの話をしてもらいました。
話を一通り聞いた後に思ったことは「信頼できる」、そして「関西にもこんな会社があったらいいな」ということ。
私の知る限りでは、関西にはここまでしっかりした体制を敷いたコーディングアウトソーシングの会社はなく、もしこの案件が受注になれば、ぜひともこの会社にコーディングをお願いしたいと思ったのを覚えています。その後、なんとか大学に提案書を提出するまで至りましたが、結果としては、受注とはならずこの案件は終わってしまいました。
一通のメールからモノサスに入社、大阪事務所のはじまり
この案件が終了してしばらくしてから、転職をすることになりました。転職サイトや転職エージェントを通して転職先を色々探し、結果、あるWeb関連の上場企業から内定をもらうことができました。上場しているということで安泰であり、家族も安心できるような会社から内定をもらったのですが、どうしてもひっかかることが。それは、大学サイト案件の提案でお世話になったモノサスのコーディングファクトリーで働くことはできないかということ。
もちろん転職先を探す際「モノサス」「コーディングファクトリー」という字を探しましたが、関西での求人は行われていませんでした。
求人はなかったものの、働いてみたいと思う会社で働けないと後で必ず後悔すると思い、思い切って一通のメールを送りました。内容は一言でいうと、「コーディングファクトリーを関西でも広めたい。それを私にさせてほしい。」
思い切ってメールしたものの、きっとドン引きされて返信も来ないだろうなと思っていました。が、数日後に返信が。
「分かりました。一度会って話をしましょう。」その後は自分でもびっくりする程トントン拍子に話が進み、モノサスに入社。しばらく東京本社で仕事を学び、2014年1月、大阪事務所開設と同時に大阪に戻ってきました。
開設後に気づいたこと、モノサスにいる理由

お客様は大阪の中心地に集中しているので、移動は自転車が便利です。
大阪事務所を開設したものの、大阪でのベースはほぼ「0」の状態。コーディングファクトリーというサービスを広めるためにはどうすればいいのか。どう動けばいいのか。案件を進め、お客さんの声を聞き、施策を考え、一歩一歩前進するしかない日々が続きました。ベンチマークがいるわけでもなく、後を追いかければいい先駆者がいるわけでもない、全てが手探りの状態です。そんな状態が開設以来ずっと続いています。もちろん今も。ただ、そんな日々ですが、たまらなく充実しています。
時折考えます。なぜあの時コーディングファクトリーを選び、なぜ今モノサスのいるのか。転職先を探している際、心の真ん中でそうしたいという気持ちがあったものの、それを言葉で表すことはできませんでした。しかし、最近になってその気持ちをやっと言葉にすることができました。
それは「惚れている」という言葉。
コーディングファクトリーというサービスに、このモノサスという会社に惚れたんです。
大変ですが、大阪、関西、西日本で、もっとコーディングファクトリーというサービスを広めたいと思い、東京本社に出張に行った時は、同じ部のメンバーはもちろん、仕事では一緒になることがない他部署のメンバーや、代表や役員とも飲みにいきたいと今でも思います。そう思うのは、このサービスと会社に惚れているからなんでしょう。
さて、今日も惚れてる会社で、ここ大阪でがんばりましょうか。