- CODING FACTORY TOPICS
- Vol.25 2010年10月号
今回は、いつもは裏から支えてくれる、
熱きチェックマン・チェックウーマンに密着!!
最後の砦、チェックにかける想いを語ってもらいました。
↑まろチェックなる用語まで誕生させた、制作チェックマスターこと、村上(通称まろ)
普段、制作(コーディング)後のチェックについて、皆様どうされていますでしょうか。制作したデザイナー・コーダー自身によるチェック、コーダー同士のチェック、ディレクターによるチェック・・・など様々だと思います。
弊社でも3年前までは、コーダー自身に頼りきった体制で制作後のチェックを行っておりました。しかし、コーダーだけでは、どうしても、細かいミスや、情報の抜け漏れなどが度々発生し、そのチェック方法に限界を感じるようになっていました。
「このままではお客様に満足いただけるサービスとして成り立たない。コーディングを代行するのではなく、納品物の制作を代行するにはどうしたらよいか。」
コーディングファクトリー統括の永井を中心に、メンバー全員で考えました。
そして当時、全く異なった業務を行っていた部署に、すがる思いで協力を仰ぐことになりました。そして、コーディングの知識がゼロのメンバーと共に、ゼロからのリスタートとなりました。
↑モニタとデザインを見比べながら、チェックシートに、修正事項を書き込んでいきます。
しかし、というか、やはり最初は、的のはずれたチェック内容や、コーディング用語が伝わらないコミュニケーションの問題など、新たな体制の構築は、想像以上に困難を要しました。それでも「ミスのない成果物をつくりあげるには、この方法しかない」と、諦めずに一つ一つ確認し合い、ゆっくりとですが、動き出し、現在の基盤ができていきました。
その当時のことを知っているメンバーは、次のように話してくれました。
「新しく立ち上がったサービス(コーディングファクトリー)に参加でき、皆で同じ仕事に関われる、というのがとても嬉しかったことを覚えています。
完全な素人だったので、分からない事はたくさんありましたが、丁寧に教えてくれましたし、ミスを見つけた箇所が、修正され、WEBに反映され、完成に近づくのを目の当たりにするのは今までにない経験でした。」
また、現在の中心メンバーの一人として、日々のチェックに目を光らせている村上にも、現在の仕事について、話を聞いてみました。
↑修正の箇所がわかりにくい場合等には、直接指示をもらい、修正対応にあたります。
「私は、几帳面な性格からか、本当に重箱の隅をつつくような指摘をすることがあって、ときどき社内のコーダーから「きびしい!」と言われることもあります。ですが、常にお客様の視点を意識して、お客様にとって、なにが最良なのかを考えてチェックを行なっています。普段、表にでることは少ないので、社内の案件担当者から伝えてもらうことが多いのですが、お客様にご満足いただけたと聞くとやはり嬉しく、大変やりがいを感じます。
あまり細かいことばかりを気にしすぎると、サイト全体のことが見えなくなってしまうので、大事な箇所はどこなのか、ということを今まで以上に意識して、チェックの精度と効率を上げていきたいです。」
コーディングファクトリーのチェッカーはコーダーではありませんが、コーダーと違った目線から、制作物を100%に近づけるために存在しています。
メンバー全員が同じ気持ちをもって、努力を怠らず、更なる高みを目指し取り組んでまいります。