- CODING FACTORY TOPICS
- Vol.144 2020年12月号
今月は、「永いお付き合い」をテーマにCFのサービス内容のパターンを紹介したいと思います。
はじめに
CFが目指していることのひとつに「一度お付き合いが始まった会社様や担当者様と、できるだけ永くお付き合いをしていきたい」というものがあります。
実際に仕事をする中で、「この人・会社と、一緒に仕事をしていきたい」「永くお付き合いをしていきたい」という想いが、双方に湧いてくるのが、我々のような人を中心としたビジネスが目指すべき本質なのではないかと考えているからです。
CFでお受けする仕事の多くは、案件単位でご相談をいただきます。これらは案件のボリュームや仕様・スケジュールをお伺いし、御見積書の作成後、発注書をいただいて案件がスタートします。しかし永くお付き合いをさせていただくお仕事の仕方として、案件単位ではない仕事の仕方も徐々に増えてきました。今回はそのパターンを2つご紹介したいと思います。
ラボ型契約
最近増えてきている仕事の仕方です。必要スキル・人数に応じて制作メンバーのスケジュールを一定期間確保して、制作にあたる方法です。
通常は案件の制作ボリュームや仕様から見積を算出し、制作がスタートしますが、ラボ型契約の場合は、それをしません。今の状況から、必要なスキル・人数のメンバーをアサインして、案件にジョインすることになります。
向いている状況
- ・長期間にわたる大型プロジェクト
- ・複数案件が続くなど、絶え間なくコーディングスキルが必要な状況が続く
- ・モックアップを制作するなど、制作物ベースで変更・調整を加えるアジャイル型プロジェクト
メリット
- ・案件の仕様やボリュームが確定していない状況でもスタートができる
- ・金額が増えることを気にせずに、プロジェクト期間内の仕様変更に柔軟に対応できる
- ・一定期間同じ制作メンバーと仕事ができる
- ・ボリュームが多い時は、チーム編成をしてアサインできる
- ・常にフロントエンド周りの技術的相談ができる
- ・発注単位の稟議や契約書の手配、請求書の処理が不要なので、事務労力を削減できる
注意点
- ・契約期間内は、仕事がなくても費用が発生するので、依頼する仕事量に注意が必要
- ・スキルが違うと対応ができないので、必要なスキルを事前にきっちりとすり合わせる必要がある
- ・事前に確保した工数を超えると対応しきれないケースがあるので、工数確認をしながらプロジェクト進行をする必要がある
ラボ型契約という特性上、メリットや注意点がはっきりとしています。条件が合う場合は、メリットが非常に多く、2年以上にわたってラボ型契約でお付き合いをしている会社様もあります。
「長期間」「同じ制作者」「柔軟」「チーム編成」というキーワードにピンとくる方は、一度相談をいただければと思います。
運用契約
CFが担当する案件の多くは、リニューアルや新サイトなど、新たに構築する案件がほとんどです。そして構築後には運用が始まります。構築と運用をセットで受注されることも多いと思います。運用契約を結んで、CFが構築したサイトを引き続き、運用する契約形態です。
向いている状況
- ・運用のリソースが社内で不足している
- ・新規構築案件を中心に仕事をしていきたい
メリット
- ・サイト制作のルールなど、CF内で引き継ぐことができるので、一貫した制作ができる
- ・必要に応じて、顧客との直接のコミュニケーションも可能
- ・必要に応じて、アクセス解析や改善提案も可能
注意点
- ・ラボ型契約同様、期間内のリソースを確保することになるので、業務量に寄らずに費用が発生する
- ・「毎月3人日分の稼働」といった業務量を前提にした契約になるので、業務量を超える場合は、追加御見積となるケースがある
最後に
今回は、CFで従来からお受けしている案件単位以外のパターンとして、ラボ型契約、運用契約についてご紹介しました。
「可能性を探ってみたい」「自社に合うか、聞いてみたい」など、興味がある方は気軽にご相談ください。営業担当が状況や要望をヒアリングさせていただき、向き・不向きを判断しながら、ご提案をさせていただきます。