- CODING FACTORY TOPICS
- Vol.117 2018年07月号
今回は、毎月更新しているCoding Methodology(右の記事)のWeb サイト閲覧状況を見てみたいと思います。
■Coding Methodology とは
毎月郵送でお送りしているCF ニュース。
隅から隅まで読んでくださる方も多いようで、中にはバックナンバーを全てファイルにまとめてストックしているという方もいらっしゃいます。オフィスにお伺いした際、そのファイルを見せていただいたことがありますが、嬉しい限りです。
そんなCF ニュースの人気記事が、CodingMethodology。右ページの記事ですね。この記事は毎月、コーダーが集まるミーティングの場でテーマを決めて執筆しています。テーマ決めや執筆の際に意識をしているのが “CF らしい情報発信” をしよう、ということです。
フロントエンドの技術系の記事は、世の中にたくさんあります。未来を見据えた考察記事、最先端を走る記事、実践を交えた解説記事等々。どの記事もおもしろいですし、我々も日々ウォッチしています。
しかし、これらの記事を真似て情報発信をするというのは、CF らしくありません。
CF はWeb 制作会社やWeb 担当者からの依頼を受け、フロントエンドの専門家として、一緒にWebサイトをつくりあげていく仕事をしています。コーディングは後工程であることから、要件や仕様が決まっている状況でアサインされることも多いです。
そして、常に複数ラインが同時並行で走っているため、多くの案件に関わらせていただいています。この立場を活かさない手はありません。今、CFの制作現場で起こっていることが、Web 制作現場の縮図だと思うのです。私たちが現場で苦労し、克服したこと、工夫したことは、きっと皆さんの役に立つはずです。
そこで“CFらしい情報発信” の軸としたのが、「未来ではなく今、制作現場で役立つ技術情報」という視点でした。
このような考えで、毎月執筆しているCodingMethodology ですが、印刷物でのお届けと合わせて、CF のWeb サイトにも公開しています。そこで今回はWeb サイトでのアクセス結果を見てみたいと思います。
上の表をご覧ください。2018 年1 月~ 6 月までの半年間のCoding Methodology 閲覧ランキング上位10 記事のデータについてまとめてみました。
表の中に掲載はしていませんが、ほとんどがランディングページとして表示されていますので、検索結果と連動している結果だと考えられます。
■情報の耐久性
まず、全体を見ると、上位10 本にはいる記事は、発行年月が比較的古い記事が多いことが分かります。先ほど、最新情報ではなく「今」「現場で役立つ」をテーマにしていると言いましたが、情報の耐久性は比較的長いようです。上位に入ってくるテーマは、我々と同じく、皆さんも現場で困っていて、解決策を探している。そしてその期間は、数年間にも及ぶということが分かります。
■じっくりと、試しながら閲覧
表右端のページ滞在時間を見ていただくと、どの記事も5 分前後であることが分かります。1 ページに対してこの滞在時間は、長いです。場合によっては実際に試しながら読んでいただいているのかもしれませんね。執筆者にとっては、有難い結果です。
■制作現場で必須になったGit
1 位と4 位にランクインしたテーマはGit です。Git を現場で使う場面が出始めた2014 年4 月に1 回目を執筆し、Git が定着し始めた2015 年10 月に再び記事として執筆しています。それが、両方とも上位に入っています。今やGit は制作現場の必須ツールとなっていますので、使いこなすために、情報を求めている人が多いのではないかと推察しています。
■疑似要素は人気記事
「CSS のborder と疑似要素で吹き出しをつくる」が3位にランクインしています。弊社の別サイトでも疑似要素に関する記事を書いたことがありますが、その記事も非常に閲覧数が多く、人気記事となっています。疑似要素に関する情報をもう少し取り上げてみてもいいかもしれませんね。
■フッターのページ下部固定
10 位にランクインしている「フッターのページ下部固定」は、殿堂入りをしている記事です。
公開した2010 年以降、数年間にわたってダントツの1 位を取り続けました。「あのフッターの下部固定が、10 位に落ちたか・・・」と、時代の流れを感じました。
このように数字をベースに記事について振り返ってみるのも、なかなかおもしろいですね。これからも「今」「制作現場で役立つ」をテーマにCoding Methodologyを充実させていきたいと思っています。
「こんな内容で書いてほしい」「これに困っている」等、ご意見がございましたら、ぜひ教えてください。