- CODING FACTORY TOPICS
- Vol.1 2008年創刊号
はじめてお仕事をいただいた時の感動をいつまでも大切に
いただいたお仕事をとにかく一生懸命に
何度も、何度も、末永くお付き合いいただける会社になろう
そんな思いで仕事をしております
写真のコルクは、始めてコーディングファクトリーとしてお仕事をいただいた時に、
社員たちと乾杯をしたシャンパンのコルクです。
その時の事は、今でも鮮明に覚えています。
お客様とのミーディングから帰ってきた時でした。いつものようにオフィスの扉を開けると、作業をしていた社員がみな、手を止めて私の方を見ています。一体どうしたのかと思っていると、その中の一人が立ち上がって私の方に笑顔を向けながら言いました。
「仕事とれましたよ!」
私も思わず
「おおっ!やったか!」
喜びに思わず声を上ずらせながら、報告に大きく頷いていました。
そんな中、別の社員がおもむろに冷蔵庫から何かを取りだしてきました。そう、それが写真のシャンパンです。
社員がお金を出し合ってシャンパンを用意していてくれたのでした。
私にとって、何よりのプレゼントでした。
いただけた仕事は4万円ほどのお仕事でしたが、本当に嬉しかったのを覚えています。
まだ業務時間中でしたが、社員全員でシャンパンで祝杯をあげました。
それからどんどんとお仕事をいただけるようになり、今では7人のコーダーが稼働するようになりました。ですが、やはり今でも初めて仕事をいただいた時の感動は忘れられません。
私たちが目指すのは、工場生産的なコーディングサービスです。
工場というと、血の通っていないようなイメージを持たれる方もいらっしゃるかも知れませんが、私たちが目指すものは、熱い血の通った、しかしどこまでも均一で、ミスのない品質の商品です。
コーディングはWeb制作において、多くの場合、最終工程です。そしてコーディングに求められるのは、「突出した何か」ではなく、「何事もないこと」です。
決められた内容を、決められた品質と納期でやりきる。たったそれだけの事が、現在のWeb業界では守られているとは、言えないように思います。
私たちも、かつてコーディング業務を外注に出すことがありましたが、そのクオリティの低さに大きな不満を覚えました。納期は当たり前のように破られ、ブラウザによる表示差異も日常茶飯事…。
クリエイティブなデザインをつくるわけでもなく、とびきり面白いプランニングでもない。そんな中途半端な位置づけからか、Web業界の中でも、優秀なコーダーは枯渇しているように思います。
しかし、Web標準が叫ばれ、CSSが制作の主流になりつつある現在ではコーディングにも高いスキルが求められます。
また、様々なクセを持ったデザイナーの方々のデザインを多様なブラウザで忠実に再現することにはかなりの経験と努力が求められます。
また、人間が作業する以上、必ず発生するミスを駆逐するには、高度なオペレーションが必要です。
私たちは、これらの問題を解決するために、仕組みを構築することにしました。
コーディングサービスとはコーディング作業のみならず、エラーのチェック、修正までを含むものであるとの考えのもと、徹底したチェック体制を整えていくことにしたのです。
そしてそれを「返金保証制度」という形でお客様にお約束することにしました。これはそのチェック体制をお客様にもよりご理解いただき、納得していただくためだけでなく、自らにも厳しく戒めるためでもあります。
- 文法エラー、リンク切れは、誤植や微妙なデザインの再現性と異なり、機械的にチェックできるものであり0(ゼロ)にする事が可能である。
- 文法エラー、リンク切れの状態を検知できるにも関わらず、それを放置してお客様に納品するのは不誠実である。
- それらは、単なる宣言としてだけではなく、お客様に確実にお約束する 制度としてコミットしなければならない。
これが私たちの志であり、お客様へのお約束です。
「はじめて仕事をいただいた時の感動をいつまでも大切に、何度も、何度も、末永くお付き合いいただける会社になろう」そんな思いで仕事をしております。